大判例

20世紀の現憲法下の裁判例を掲載しています。

最高裁判所第三小法廷 昭和40(あ)759 判決

主 文

本件各上告を棄却する。

理 由

弁護人青木正芳の上告趣意は、憲法一五条、二一条、三一条違反をいうが、公職

選挙法一四二条による選挙運動のために使用する文書図画の頒布の規制は、単に公

職の候補者に対してのみならず、何人に対しても及ぶものと解すべきであり、かく

解しても、同条が所論憲法の諸規定に反しないことは、当裁判所大法廷判例(昭和

三七年(あ)第八九九号同三九年一一月一八日判決、刑集一八巻九号五六一頁)の

趣旨に徴して明らかであるから、所論違憲の主張は理由がない。

また、記録を調べても、刑訴法四一一条を適用すべきものとは認められない。

よつて、同法四〇八条により、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり判決する。

昭和四〇年一一月二日

最高裁判所第三小法廷

裁判長裁判官 横 田 正 俊

裁判官 五 鬼 上 堅 磐

裁判官 柏 原 語 六

裁判官 田 中 二 郎

裁判官 下 村 三 郎

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